2021/09/09労務トピックス
最低賃金の見直しが2021年10月より引上げられます。
では何を根拠に定められているかご存知でしょうか?
実は「働き方改革実行計画」(2017年3月28日働き方改革実現会議決定)において、
「年率3%程度を目途として、名目GDP成長率にも配慮しつつ引き上げていく。
これにより、全国加重平均が1000円になることを目指す。」と掲げられています。
現に、2020年を除く2017年以降の全国加重平均の最低賃金の推移を考えると
毎年約3%ずつ上昇しており、今回の賃金改定では930円になる見通しです。
政府の目標数値を考えると、
この先数年間にわたり賃金の上昇が見込まれるのではないでしょうか。
社会の変化においても根拠を知っておくことで、決して急な変化ではなく準備のできる変化に変わるのかもしれません。